稲: 2011年8月アーカイブ

_DSC5489.jpg
イナゴの幼虫
まだ羽が生えていない



_DSC5493.jpgヤマトシジミ
朝露に濡れた羽を乾かしている



_DSC5468.jpgナツアカネ
この羽の角度、緊張感が漂う



_DSC5497.jpgニホンアマガエル



_DSC5582.jpgヤゴの抜け殻
トンボ名不明



_DSC5608.jpgトリノフンダマシ(コガネクモ科のクモ)
鳥の糞に似ている‥?


_DSC5628.jpgチョウセンカマキリ
訴えかけるようなつぶらな瞳は偽瞳孔



_DSC5645.jpgイナゴの乱舞
人間の動きに驚いて飛び上がる様子を高速シャッターで撮影



_DSC5404.jpg 田植えから約70日、黒川の田んぼにもやっとイネの花が咲きだして、稔りの秋を予感させる。

イネの花には花弁がないんですね。白く見えているのは、花びらではなく、おしべです



_DSC5409_l.jpgイネの開花は穂がでてきた日の翌日の午前中に始まり、2時間ほどで終了する。イネの成長は個体差と環境差があるため、黒川での開花期は1週間以上続く。



_DSC5730s_ai.jpgイネの開花とは、えい(もみがら)が左右に割れて口を開き、そこからおしべが外に姿をみせ、おしべの根元(えいの中)のめしべが授粉する状態をいう。

えいが口を開けている時間は短く、わずか数十分間しかない。口が閉まってもおしべは外に取り残されたままになり、めしべだけがえいの中に仕舞い込まれる。

イネの花として見ているのは、たいていこの取り残されたおしべであって、この写真もすでにえいが閉じてしまっている。



_DSC5425.jpg開花が終わったえいには、すでにもみ(籾)の雰囲気がある。先端にある針状の突起はのぎ(禾=芒)。野生時代のイネには、これで獣に付着して種を運ばせる働きがあったらしい。

「のぎへん
」は木に「ノ」ではなく、この「のぎ」を象形化したもの。だからのぎへんがつく漢字は、穀物の実りに関係する。そういわれると「稼ぐ」にしても「租税」にしても、黄金色に稔った稲穂がその漢字から浮かび上がってきませんか。





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