2011年5月アーカイブ

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梨畑にアカボシゴマダラがいた。黄色いストロー状の器官(口吻)で梨の葉の水滴を吸っているようだ。



akahosigomadara_02.jpgアカボシゴマダラを初めて見たのは7、8年前のこと。自宅(川崎市宮前区)付近をゆっくり飛んでいて、路上に静止したところも目撃した。ゴマダラチョウに似たこの蝶はネパールや東南アジアで見た記憶があり、迷い蝶(風に運ばれて飛んできたり、船に乗ってやってきた蝶)かとびっくりした記憶がある。実はマニアのいたずら(放蝶)が原因らしく、神奈川県を中心に繁殖を繰り返し生息地を広げているという。
このいたずらが生態系に与える影響は大きい。財団法人自然環境研究センターのサイトでは分布拡大を防ぐ普及啓発が必要だと述べている。






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田んぼの用水路にヤマカガシがいました。神奈川県ではかなり少なくなっていて、レッドデータ入り直前らしい。



ymakagasi_02.jpgヤマカガシはマムシとならぶ毒ヘビですが、頚腺(首の部分)に毒があることを今回知りました。退治しようとして首を切りつけ、頚腺の毒が眼に入ってひどい目にあう人が毎年数人いるようです。



ymakagasi_03.jpg京都大学理学部理学研究科のサイトに以下のような面白い話が載っていました。
「頚腺の毒は、ヤマカガシが自分で生成するのではなく、餌として食べたヒキガエル由来であることがわかりました。「ガマの油」などで有名なヒキガエルは防御用の強い皮膚毒を持つので、天敵は多くありません。ところがヤマカガシは、ヒキガエルの皮膚毒を物ともせずに食べてしまうだけでなく、ちゃっかり、その毒成分を自分自身の身を守るために再利用しているのです。」







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