黒川上地区——ベジタブルカフェを撮るで「稲穂」と一致するもの
田植えから約70日、黒川の田んぼにもやっとイネの花が咲きだして、稔りの秋を予感させる。
イネの花には花弁がないんですね。白く見えているのは、花びらではなく、おしべです。
イネの開花は穂がでてきた日の翌日の午前中に始まり、2時間ほどで終了する。イネの成長は個体差と環境差があるため、黒川での開花期は1週間以上続く。
イネの開花とは、えい(もみがら)が左右に割れて口を開き、そこからおしべが外に姿をみせ、おしべの根元(えいの中)のめしべが授粉する状態をいう。
えいが口を開けている時間は短く、わずか数十分間しかない。口が閉まってもおしべは外に取り残されたままになり、めしべだけがえいの中に仕舞い込まれる。
イネの花として見ているのは、たいていこの取り残されたおしべであって、この写真もすでにえいが閉じてしまっている。
開花が終わったえいには、すでにもみ(籾)の雰囲気がある。先端にある針状の突起はのぎ(禾=芒)。野生時代のイネには、これで獣に付着して種を運ばせる働きがあったらしい。
「のぎへん」は木に「ノ」ではなく、この「のぎ」を象形化したもの。だからのぎへんがつく漢字は、穀物の実りに関係する。そういわれると「稼ぐ」にしても「租税」にしても、黄金色に稔った稲穂がその漢字から浮かび上がってきませんか。
イネの花には花弁がないんですね。白く見えているのは、花びらではなく、おしべです。
イネの開花は穂がでてきた日の翌日の午前中に始まり、2時間ほどで終了する。イネの成長は個体差と環境差があるため、黒川での開花期は1週間以上続く。
イネの開花とは、えい(もみがら)が左右に割れて口を開き、そこからおしべが外に姿をみせ、おしべの根元(えいの中)のめしべが授粉する状態をいう。
えいが口を開けている時間は短く、わずか数十分間しかない。口が閉まってもおしべは外に取り残されたままになり、めしべだけがえいの中に仕舞い込まれる。
イネの花として見ているのは、たいていこの取り残されたおしべであって、この写真もすでにえいが閉じてしまっている。
開花が終わったえいには、すでにもみ(籾)の雰囲気がある。先端にある針状の突起はのぎ(禾=芒)。野生時代のイネには、これで獣に付着して種を運ばせる働きがあったらしい。
「のぎへん」は木に「ノ」ではなく、この「のぎ」を象形化したもの。だからのぎへんがつく漢字は、穀物の実りに関係する。そういわれると「稼ぐ」にしても「租税」にしても、黄金色に稔った稲穂がその漢字から浮かび上がってきませんか。
キュウリの葉の裏にとまったノコギリカミキリ
コバルトブルー色の宝石のような目をしたミスジミバエ。
「雌が産卵のためキュウリに産卵管を刺したと思われる部位で<びれ>や<曲がり>などの奇形が生じ、やがて黄化したり腐敗したりする。(沖縄県病害虫防除技術センターHPより要約)」
ナツアカネ
キュウリ畑のまわりに広がる田んぼでは、刈入れ時期までのあいだ、大量のナツアカネが飛び回る。稲穂が実るころになると、雌雄つながって空中から田んぼに産卵する「連結打空産卵」が見られる。
ウリハムシ
成虫でも幼虫でも、ウリハムシの食いっぷりには農家も手を焼いている。
キムネクマバチ
キュウリの黄色い花から花へ、大きな羽音をたてながらいそがしく飛び回っている。キュウリは「単為結果(受精しなくても結実)」なので、クマバチが授粉の働きをしているわけではないが、この大きな体がいかにもキュウリの結実に手を貸しているように見えてしまう。
オオチャバネセセリ
朝の陽光を受けて、濡れた羽を乾かしているようだ。
ニホンアマガエル
今朝の収穫。
このままかぶりつきたくなるような瑞々しさだ。